追記
今は下記のもっと良い別の方法があるので、こちらを参照ください。
時系列グラフの表示範囲の指定UIに
「デフォルトは直近X日を表示し、必要な時にカレンダーで任意の日付を指定できる」
といったものをよく見かけます。
しかし、Tableauの日付フィルターで同等のことはできないんです。
「直近X日を表示」は日付フィルターの設定を「相対日付」でできます。また、「任意の日付指定」は設定を「日付の範囲」でできます。
しかし残念なことに、「相対日付」と「日付の範囲」を同時にすることができないんです。
この、相対指定ができて絶対指定もできる日付フィルターの要望は結構あるので、何とかならないかなぁと思っていたところ、下記のような記事を見つけました。
記事は、アンカー日付を動的に設定できる相対フィルターの作り方なのですが、これを応用して、「相対かつ絶対指定も可能な日付フィルター」を作ってみました。
手順
日付選択方法の作成
下記画像のようなパラメータを作成します。
開始・終了日の作成
下記画像のようなパラメータを作成します。 「終了日」も同様に作成します。
日付範囲の作成
下記画像のような計算フィールドを作成します。
日付範囲をフィルター
上記で作成した計算フィールドがキモで、意図している日付だと「TRUE」になるようになっていて、これをフィルターに入れることにより、間接的に、「相対かつ絶対指定も可能な日付フィルター」が完成します。
相対日付
絶対日付指定
感想など
相対も絶対も可能な日付指定UIは結構一般的なので、デフォルトの機能としてあるとすごく便利なんですけどね。
例では、相対時の範囲は30日固定ですが、可変にしたいのならパラメータ化するとできます。